はじめに
面接、上手くできてる?
そう言われて自信をもって「できてます!」と答えられる転職活動中の人は、少ないと思います。
なぜなら、転職活動における面接は、練習なしの1発勝負。
どんな質問が来るかわからない中で、自分自身をどうアピールすべきかもイマイチわからない。そんなことを考えていたら、はじめて会う面接官の訝しげな視線に、緊張と焦りが生まれて頭の中は真っ白・・・。
終わったら、何しゃべったか覚えていない・・・
なんて経験された転職活動中の人もいらっしゃると思います。
こんな風にならないためには、何をすればよいか!
答えがあります。
自己紹介で相手(面接官)を”つかむ”ことです。
自己紹介が上手くいけば、その後の質問も落ち着いて、自信を持って答えられます。
自己紹介が上手くいけば、面接官からの印象がよくなります。あなたの見方が変わります。
そこで、新卒での就職活動での面接経験56社、転職2回における面接経験6社の当サイト管理人が自信をもってお送りする、転職の面接における自己紹介対策法をお伝えします!
なぜ、自己紹介がとても大事なのか。
面接という場を定義する
面接対策の前に、まず面接自体の考え方を確認します。
結論、面接とはこうなのです。
面接官は、話す内容以前に、話してるあなた自身が見ている
服装や声量、表情、マナー、そして自己紹介の内容・・・面接において、もちろんどれも大切なことです。服装や声量、表情、マナー、話す内容が評価のポイントになります。
しかし、面接官は、服装や靴の色、声量、表情、マナー、エピソードトーク、自己紹介の内容もすべて含んだ”あなた”を見ているです。つまり、人となり。
面接は、”あなた自身”がどんな人か、見る場なのです。
(図1 和集合)
だからこそ、
「スーツは黒が良いのか?紺色じゃだめ?」
「靴は茶色はNG?ちゃらく見えるかな?」
「ノックは何回するのか?」
「何を話そうか。大したエピソードない・・・」
というような不安に対して、解決する動きをとることも大切なことですが、面接を成功させる上で、本当に大切なことは”そこじゃないよ”と言いたいのです。
自己紹介で面接官の第一印象を攻略
あなた自身を見る面接官。面接という限られた時間の中で、あなたの人となりを見ていくわけです。そうなると、あなたに対する第一印象は、限られた時間の中であなたという人となりを確認する上で重要なファクターであることは、お分かりになるかと思います。
その第一印象を良くするために、あなたが努力できること。
服装や靴の色、声量、表情、マナー、エピソードトーク・・・
それらを努力する以前に、自己紹介なのです。
つまり、いくら服装や靴の色、声量、表情、マナー、エピソードトークができていて、自己紹介がしっかり言えなければ、印象はガタ落ちなのです。
例えば、自己紹介でのミスはこんなことがあります。

(こんこんこん!)失礼します!

どうぞー!(ハキハキした声だな。)
緊張する中、入室。

こちらにお座りください。
(スーツの着こなしも良い。
清潔感あるし、さわやか。良さそう)
席に促され、着席するあなた。

それでは、本日はお忙しい中ありがとうございます。
早速ですが、始めたいと思います。
まず自己紹介からお聞かせいただけますか?

はい・・・。えーと。〇〇〇〇と申します。
えー、本日は・・・よろしくお願いいたします。

(あーだめだ。せっかく良さそうだったのに。)
これは、「えーと」や沈黙が多かったことがNGではありません。
文章では伝わりづらいのですが、自信のなさが感じられませんか?
要は、いくら服装や靴の色、声量、表情、マナー、エピソードトークができていても、自己紹介を自信を持った堂々としている印象を与えることがまず大切なのことなのです。
自信をもってはできていれば、内容なんて二の次です。まじで。
そして、自信を持った堂々としている印象を面接官に与えることができれば、面接官の心をつかんだも同然です。
例えば、先ほどのようなシチュエーションで考えてみましょう。

(こんこんこん!)失礼します!

どうぞー!(ハキハキした声だな。)
緊張する中、入室。

こちらにお座りください。
(スーツの着こなしも良い。
清潔感あるし、さわやか。良さそう)」
席に促され、着席するあなた。

それでは、本日はお忙しい中ありがとうございます。早速ですが、始めたいと思います。まず自己紹介からお聞かせいただけますか?

はい。〇〇〇〇と申します。前職では、衣料品メーカーで営業職に従事しておりました・・・。

(堂々としているし、しっかりしているな。これはいいかも。もっと質問していこう)
そうです。自己紹介で自身を持った堂々としている印象を与えることができれば、面接官もよりあなたの人となりを知りたくなってきます。ここで初めて、あなたが話す内容がしっかり聞かれることとなるのです。
自己紹介で面接官の心をつかむ面接対策
面接官の心をつかむために
面接官の心をつかむためには、「自信を持った堂々としている印象を与えること」が大切。
では、「自信を持った堂々としている印象を与える」ためにはどうしたらよいのでしょうか?
練習をして自信を持つ
結論から申し上げますと、とにかく面接の練習をたくさん行うことで、「面接の練習はやり切った」と心の底から思えたときに、自信が芽生えてくると思います。
・・・ここでいう自信というのは、あなたが日頃から抱く自信ではなく、あくまで面接に対する自信です。面接官の心をつかむために、練習を重ねてきたことが、自信となり、あなたの人となりの一つとして見えてくるのです。
どんな練習するのか?
「練習ってwww」と思うかもしれませんが、馬鹿にしてはいけません。
いやだまされたと思ってやってみていただきたい。
まずは、やり方
①自己紹介文を考える
・長いバージョンと短いバージョン
面接の大まかな流れは変わらずとも、実際はどのような形で質問されるかわかりません。だからこそ、自己紹介は「長文バージョン」「短文バージョン」の2種類準備しておきましょう。「長文バージョン」でも1分以内。「短文バージョン」でも30秒以内を目安に考えましょう。
・例文「長文バージョン」
「〇〇〇〇と申します。前職では自動車販売店で営業職に従事しており、2年目で西日本トップセーラー、3年目からはプレイングマネージャーとしてメンバーの育成も行っており、メンバーの内2名は県内トップセールス1位となりました。今回、前職で培った営業経験やメンバー育成経験が、御社の新規事業を進めていく上で貢献できることであると考え志望いたしました。本日は、宜しくお願いいたします。」
→前職の実績・成果を交えて、志望企業にどう成果を上げることができるか、どう貢献できるかを話していく。
・例文「短文バージョン」
「〇〇〇と申します。」